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総合診療医ドクターG : ウィキペディア日本語版
総合診療医ドクターG[そうごうしんりょういどくたーじー]

総合診療医ドクターG』(そうごうしんりょういドクタージー〔ジェネラル〕)は、かつてNHK-BSで放送され、後に地上波総合テレビ)に放送枠を移して断続的に放送されている医学医療関連のクイズバラエティ形式による情報番組。
2009年8月18日に『番組たまご』枠にてパイロット版が放送され、2010年3月29日から9月27日までBSで第1シリーズが放送(30分)された。
地上波では同年6月16日に総合テレビで単発番組として第3回が、12月22日には今度は45分の新作が総合テレビで放送された。その後2011年7月28日から10月13日まで放送時間を45分に拡大して第2シリーズが放送され、2012年4月12日から6月21日まで『総合診療医ドクターG選』の題名で第2シリーズが再放送され、同年6月28日から9月27日まで、第2シリーズと同じ放送枠で第3シリーズが放送された。2013年4月からは放送時間を50分に拡大し第4シリーズが放送された。2014年4月からは第5シリーズが放送された。2015年5月1日はスペシャル版が放送された。2015年10月から第6シリーズが放送されていて、シリーズ初の番組連動データ放送として放送している。
==概要==
毎回、番組内において「ドクターG」と呼ばれる現役医師(“General”が示すように、主に各診療科を横断する総合診療の専門の大学教授や、救急診療に携わる、専門著書などを出すなど、その方面で著名な医師が招かれる)が出題者となり、実際に「ドクターG」が関わった症例の再現ドラマの後、その時点で考えられる病名について現役若手医師の「研修医」、アシスタント医師の書記、そしてゲストのタレントも加えた症例検討会形式の1回目の討論を経て、再度再現ドラマの続きとそれに基づく2回目の討論後にさらに病名を絞り込んでいき、正解と解説が発表されるというのが基本的な流れとなっている。なお、番組進行の台本は無い〔ので、回毎に進行の細部は多少異なる。
お笑いコンビの浅草キッドを司会に、ゲストにタレントを配してエンターテインメント仕立てにしているが、内容的には病院内での症例検討会(カンファレンス)をそのままスタジオに持ち込んだ形のため、体の細かい状況や、検査結果の数値を元にした病名の可能性の引き出し、臓器の機能(例えば副腎下垂体とのホルモン分泌関連)など、医療や医学の専門的な部分に深く踏み込んでおり、特に「ドクターG」と研修医との討論内容については、一般のゲストタレントや視聴者では理解できない(というよりも、完全に臨床研修での研修医や医学生レベルの内容とされる〔〕〔MCは浅草キッド、病気を推理する新感覚医療番組スタート お笑いナタリー、2011年7月4日〕)部分もある。それに沿って、病名の確定後、出演する研修医に対する注意やアドバイス(例:触診の重要性や誤診の危険性、広い診療分野に携わることの重要性など)やゲストや視聴者に対して、実際に医療機関を受診する場合の注意やアドバイス(例:化粧をしない、など)、「ドクターG」から研修医へのメッセージで結ぶ。
上記のような内容ゆえ、1回分の収録に3 - 4時間かけることも珍しくなく、収録途中での打ち切りや1回分を没にしたこともあったという〔ドクターG:若手研修医が病名“推理” スタジオをドキュメンタリーに--NHK総合 毎日新聞 2011年8月19日 東京夕刊〕。
近年「かかりつけ医」の重要性が改めて高まっており、総合病院でも救急医療やかかりつけ医に近い「総合診療」の役割が大きくなっている。この番組はそうした「総合診療」をテーマとして扱っていることが、それまでのNHKの医学・医療番組ではなかなか見られなかった特徴である。
総合テレビでの本放送に際しては、「ドクターG」と研修医との討論(カンファレンス)の内容や、そこで出てきた病名をよりわかりやすく解説するなどの変更がされた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「総合診療医ドクターG」の詳細全文を読む



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