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総督(そうとく)とは、以下のことを指す。 # 中国の明清代の地方長官。 # イタリアのドージェ(Doge)の訳語の一つ。 # 日本の幕末から明治初期の軍司令官の役職名(禁裏御守衛総督、東征大総督など)。また明治後期から昭和前期の植民地行政長官の役職名(台湾総督、朝鮮総督など)。 # 諸国における地方および海外領土、植民地の長官の称号に対する訳語の一つ。ローマ帝国のレクトル・プロウィンキアエ、アケメネス朝ペルシアのサトラップ、オスマン帝国のワーリー、大英帝国のガバナー(Governer)、ハンガリー王国下のクロアチアのバンなど。 # 宗主国から独立した国家でも4の称号が継続して用いられることがある。イギリス連邦におけるガバナー・ジェネラル(Governer-General; カナダ総督、オーストラリア総督など)、オランダ総督(stadhouder)など。 == 中国 == 中国の「総督」とは、国内の地方長官のことである。同時期の地方長官である巡撫が1省程度を管轄したのに対し、総督は複数省の軍民両政を執りしきった。明代には国難があった時に柔軟に対応するための臨時官(宣大総督・陝西三辺総督 等)であったが、この官職名を継承した清は常設官として大権を与えた。また、清ではこれら通常の総督(uheri kadalara amban)の他に、特命大臣的な総督(河道総督・漕運総督 等)も配置した。清朝末期になると地方行政を一手に担う総督の中には中央朝廷より実力を持つ者も出始めた。(曽国藩・李鴻章・袁世凱 等) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「総督」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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