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緑の保守主義(みどりのほしゅしゅぎ、)は、中道左派から左翼の一形態として捉えられることが多いみどりの政治を思想に取り込んだ保守主義の一派をさす〔Beyond the New Right John Gray, Routledge, 1995 ISBN 978-0-415-10706-8, ISBN 978-0-415-10706-8〕。緑の保守主義の様々な態様は、既存・従来の保守主義の運動が極めて強い、特に英語圏の諸国において最も広まっている。 本来、「みどり / 緑」という価値は、保守ないし保守主義に内在するものであるから、それをただ明示したにすぎないという観点からは、あくまで保守主義の一つの側面に留まるが、実際には、このことが殆ど認識されてこなかったこともあり、それをあくまで独自の体系を擁する理論として強調する立場からは、保守主義の発展型として捉えられる。 == 相違・態様 == === 日本 === 昭和天皇の崩御に伴い、それまで昭和天皇の天皇誕生日として国民の祝日だった4月29日は、「みどりの日」という名称〔現在の4月29日は、昭和の日。「みどりの日」は、5月4日へと移された。〕で祝日として継続した。 政党としては保守の改革主義者の政党であった新党さきがけから派生したみどりの会議が存在した。みどりの会議は、さきがけ内の非エコロジスト一派(派閥)であった高朋会(現在の凌雲会の母体)のメンバーが旧・民主党へと移って行くのに伴い、保守の思想をエコロジストの基盤と結び付けたが、あまり目立った実績を残せず、2004年に解党した。 その後、みどりの会議を前身とする政治団体のみどりのテーブルで運営委員を務めていた川田龍平が2007年の参議院選挙に東京都選挙区から無所属で立候補して当選し、後の2009年に保守の系譜に連なるみんなの党へ入党した。みんなの党は、2011年の東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故を受け、いわゆる「脱原発」路線を掲げている。 また東日本大震災後、一水会や主権回復を目指す会などの一部の右翼団体は国土保全の観点から脱原発運動を行っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「緑の保守主義」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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