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『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』(ドラえもん のびたとみどりのきょじんでん)は、2008年3月8日に公開された日本のアニメ映画。 映画ドラえもんシリーズ通算第28作(アニメ第2作2期シリーズ第3作)。 第2期の映画作品では原作のリメイクでない初のオリジナル作品であり(ただし原案は存在する)、アニメ第2作1期の映画作品も含めると『のび太のワンニャン時空伝』以来4年振りの完全新作である。 == 解説 == てんとう虫コミックス『ドラえもん』26巻収録の短編「森は生きている」と、33巻収録の短編「さらばキー坊」を原案とした作品。地球の植物を自分の星に移住させ、地球人を根絶やしにしようとたくらむ植物型宇宙人の計画を阻止しようとするドラえもん、のび太らの活躍を描く。本作で大きな役割を果たすゲストキャラクターのキー坊は、『ドラえもん のび太と雲の王国』にゲスト出演している。 一見すると環境問題やエコロジーをテーマにした作品に見えるが、のび太とキー坊を通し人間と植物の関係、はては「どうやって大切なものを守るのか」ということを描いた作品となっている〔『映画ドラえ本「のび太と緑の巨人伝」公式ファンブック』P.60-61参照。〕。 予告編と実際に上映された本編の映像とでは異なる部分があり、予告編に登場した乗り物スカイリーフは劇中では登場しない。また、予告編の後半に登場した都市がジャングル化したカットも微妙に違ったイメージとなっている。 映画を漫画化した作品『ドラえもん映画ストーリー のび太と緑の巨人伝』が岡田康則によって執筆され、『月刊コロコロコミック』2008年2月号から2008年3月号まで連載された。また、本作を元としたゲームも発売された。こちらは前作のようなカードゲームではなく、横スクロールアクションゲームである。 映画後半には戦争の描写があり、ドラえもん映画史上でも極めて熾烈に描かれている。映画と漫画では展開が大きく異なり、中盤からエピローグ直前までの展開は、漫画では後半に暴走した植物型宇宙人のシラーたちと戦いを繰り広げており、一方映画では地球だけではなく彼らの母星である緑の星にも大規模な火災で大きな被害が出てしまい、シラーが己の愚かさを悟る展開になっている。また、漫画版では後半に植物兵士が乗るスカイリーフをドラえもん達が使用しているため、タケコプターが登場しない。これにより漫画版大長編では唯一タケコプターが登場しない作品となった。『ドラえもん のび太の大魔境』や、『ドラえもん のび太の南海大冒険』、『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』など少ししか登場しなかった作品はほかにもあるが、まったく登場しなかったのは今作が初である。 映画のエンドロールが終わった後には前作と同じくおまけ映像があり、その中で2009年にも映画が公開されることがドラえもんによって発表されている。一瞬だけドラえもんと共に『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』に登場したチャミーが現れ、宇宙空間を漂う映像になる(映画公開から約4ヶ月後、『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』の情報が正式に発表された)。 2009年2月6日にテレビ朝日開局50周年記念番組の50時間テレビの一番組としてテレビ放送されたが、この際一部の場面がカットされている(ドラミがひみつ道具を取りに来る場面など)。 ちなみに『緑の巨人伝』制作前には渡辺が「今後、手がけてみたい作品」として名前を挙げていた〔『もっと!ドラえもん』5号P.15参照。〕、てんとう虫コミックス『ドラえもん』12巻収録の短編「ゆうれい城へ引っこし」を原案とした映画の企画が進められていた〔『アニメスタイル002』P.103-104参照。〕。映画として制作はされなかったものの2008年に渡辺が絵コンテを担当し、テレビシリーズ〔12月31日「大みそかドラえもん さらばネズミ年 来年は モ~30周年だよ スペシャル」にて放送。〕として制作されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Doraemon: Nobita and the Green Giant Legend (film) 」があります。 スポンサード リンク
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