翻訳と辞書
Words near each other
・ 線守稲荷
・ 線守稲荷大明神
・ 線守稲荷神社
・ 線審
・ 線対
・ 線対称
・ 線対称性
・ 線幅
・ 線引き
・ 線引き区域
線引き問題
・ 線引き問題 (科学哲学)
・ 線引小切手
・ 線形
・ 線形 (路線)
・ 線形の
・ 線形ひずみ
・ 線形システム
・ 線形システム論
・ 線形ノルム空間


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

線引き問題 : ウィキペディア日本語版
線引き問題 (科学哲学)[せんびきもんだい]
線引き問題(せんびきもんだい、)とは、科学哲学の世界で使われる言葉で、科学と非科学または疑似科学との間の線引きを「どこで」そして「どのようにするのか」という問題のことを指す。歴史的に、科学とそうでないものの間に線を引こうと、様々な線引きの基準が提出されてきたが、しかしそのどれもが成功している状況ではない。
==意味の検証可能性テーゼ==
線引きの基準として歴史的に最も有名なものの一つに、20世紀の初頭から中盤にかけて論理実証主義者たちが主張した「意味の検証可能性テーゼ」がある。「意味の検証可能性テーゼ」とは、「有意味な命題はすべて経験的に検証可能でなければならない」というものである。
論理実証主義者たちが攻撃の対象とし想定していたのは、哲学の一分野である形而上学などで見られる主張である(たとえばマルティン・ハイデッガーの文章など)。つまりハイデッガーのような形而上学者たちが行う主張は、正しいとか間違ってるとかではなく、そもそも真偽を確認する方法が無いのだから、何も意味が無い、つまり無意味なのだ、とした。
こうして論理実証主義者たちは「検証」という条件を用いて、科学とそうでないものの峻別を行おうとした。しかしこの立場はその後、数多くの理論的困難に出会い頓挫することになった(たとえば「検証できない文は無意味だ」という文の真偽はどうやって検証するのか、など)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「線引き問題 (科学哲学)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Demarcation problem 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.