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線条体[せんじょうたい]
線条体(せんじょうたい striatum)は、終脳の皮質下構造であり、大脳基底核の主要な構成要素のひとつである。線条体は運動機能への関与が最もよく知られているが、意思決定などその他の神経過程にも関わると考えられている。線条体は、新線条体(または背側線条体)と腹側線条体に区分されるが、単に線条体と言った場合には新線条体のことを指す場合が多い。線条体 striatum という名称は、ヒト新線条体の尾状核と被殻が内包(大脳新皮質や視床からの軸索線維の束であり白質)によって分断される場所で、互いに連絡している部分が線条 stria として見えることから命名された〔標準生理学第6版 医学書院〕。 == 新線条体 == 新線条体(しんせんじょうたい neostriatum)は、背側線条体とも呼ばれ、被殻(ひかく putamen)と尾状核(びじょうかく caudate nucleus)から構成されている(このため両者の総称として新線条体のことを Caudate-Putamen, CPu とも称する)。単に線条体と言った場合に、この新線条体のことを指す場合が多い。これとは別に新線条体(被殻と尾状核)は、ストリオソーム(striosome、またはパッチ patch とも呼ばれる)とマトリックス(matrix)の二領域に分けられ、マトリックスの中にモザイク状のストリオソームが埋め込まれるという特殊な細胞構築を示す。両者は、辺縁皮質と、大脳新皮質からそれぞれ興奮性入力を受けることが知られている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「線条体」の詳細全文を読む
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