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編鐘(へんしょう、、)は、音高の異なる複数の鐘を枠に吊るした、古代中国の打楽器である。 ==概要== 春秋時代ごろに出現した。上流社会で使われ、権力の象徴でもあった。組み合わせる鐘の数は16、7、13、32など様々である〔「へん‐しょう【編鐘】」『日本国語大辞典』〕〔中国百科 編鐘 〕。 1978年、湖北省随県の戦国時代初期の遺跡曾侯乙墓からおびただしい数量の副葬品が出土したが、それらの中に、3層の木製の横木と高さが最大153.4cmある65点総重量2567kgの編鐘、編磬32点・鼓・瑟・排簫などの楽器のセットが含まれており〔杉本憲司「随-曾侯乙墓」『世界大百科事典』〕〔「擂鼓墩 古代音を伝える曾侯乙の編鐘」 人民中国インターネット版、2011年3月2日〕、完全な状態で保存されている編鐘〔として注目された。のちの研究によると、1つの鐘は2つの音を出すことができ、音階は七音音階で、音域は5オクターブ半〔。曾侯乙編鐘とよばれ、国家一級文物(中国の国宝)に指定されている〔互动百科 曾侯乙编钟 〕。 ほかに、河南省固始県の番国故城遺跡侯古堆1号墓や、雲南省・山西省・湖北省の古代王侯貴族の墓などから発見されている〔。 1116年、北宋から高麗に伝えられ、祭礼楽に不可欠の楽器として使われた〔韓国国立古宮博物館 展示案内 常設展(宮廷の音楽) 〕。日本列島には編鐘を使用する音楽は伝えられていないものの、13世紀伝来と考えられている編鐘が栃木県の日光東照宮に保存されている。〔有機音工房/和編鐘とは 〕〔よみがえる古代中国の音色・編鐘 「湖のいのり」コンサート 滋賀報知新聞、2003年11月27日〕 2008年北京オリンピックのメダル授与式で使われるなど、古楽器として再現、演奏されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「編鐘」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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