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『縫製人間ヌイグルマー』(ほうせいにんげんヌイグルマー)は、大槻ケンヂによる日本の文芸作品。 大槻ケンヂが所属するパンクバンド「特撮 (バンド)」のヌイグルマーに収録されている楽曲「戦え!ヌイグルマー」をベースとした変身ヒーロー小説。カバーイラストはD[di:]。文芸版では口絵も収録されている。 その外見的特徴や名称が人造人間キカイダーがモチーフとなっている。特撮のアルバムジャケットでは赤い「ヌイグルマー」として描かれ、小説のカバーイラストでは黄色い「ヌイグルマー」として描かれている(映画版のヌイグルマーの色はピンク)。 初版の文芸書の帯のコピーは「命をかけて、ぬいぐるみが君を守る!糸ほつれ、綿もはみで、布やぶれ、体もげてさえ」 2014年には井口昇監督により『ヌイグルマーZ』のタイトルで映画化された。主演は中川翔子が演じ、主題歌も「ヌイグルマーZ」として特撮とデュエットをしている。映画公開に合わせ出荷されて原作小説の帯には「映画原作!でも内容が映画と全然違うっ!!」と記されている通り、内容に大きな変更が加えられている。 == あらすじ == 滅亡の危機にあったはるかかなたの惑星「ドムホ」に住む「綿状生命体」が、銀河放浪の末に地球にたどり着いたが、その生存者の数は激減していた。タイのサマイ島に降り注いだ彼らは、地球上での生息場所としてぬいぐるみの中を余儀なくされる。 日本に住む森野姫子はクリスマス・イヴの日に、プレゼントとして黄色いテディベアを選んだ。そのテディベアには綿状生命体のドムホ最強の戦士「ドウ・マア」が住み着いていた。同時期、アメリカの田舎町では失業した父親と暮らす少年フィルは、クリスマスプレゼントとして黒いあみぎるみを買い与えられた。そのあみぐるみをチャーリーと名をつけ自分の弟としてかわいがっていたが、このあみぐるみにもドムホの戦士「デ・パルザ」が潜んでいた。 それぞれのトラウマを抱えた少年少女との交流の末、生死の選択を迫られ地球人を延命させるために合体をすることで新たな生命体が生まれた。綿いっぱいの愛を怒りに代え!布やぶれ!綿もはみで!糸ほつれ体もげてさえ!!ボタンの瞳にかけて、命をかけて守ってみせよう!正義と君を!!我が名は友情の選手、縫製人間ヌイグルマー!!!全人類平等に不幸であるべきと全世界に混乱を招こうと企むMB社会長クリストファーと戦っていく。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「縫製人間ヌイグルマー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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