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繊毛粘液摂食 : ウィキペディア日本語版
繊毛粘液摂食[せんもうねんえきせっしょく]

繊毛粘液摂食(せんもうねんえきせっしょく)は、動物の餌の取り方の類型のひとつである。触手などに粘液を分泌し、微粒子状の餌を吸着させ、繊毛で口まで運んで食べる方法である。
== 概説 ==
海産の無脊椎動物に多く見られる摂食方法である。この方法を取る動物は、鰓や触手が発達して、そこを通る水の中から微粒子状の餌を取る。濾過摂食に似ているが、餌の微粒子は漉し取られるというより、その表面にある粘液に吸着される。そうして吸着された餌は、繊毛運動によって口まで運ばれる。濾過摂食の中の形の一つとの見方もある。
海産の無脊椎動物には触手を広げ、あるいは足を掻くようにして水中のプランクトンや微粒子を食べるものがよくある。それらを濾過摂食と見なすことが多いが、そのうちのかなりのものが、そこに繊毛を持っている。
水圏生態系においては、生物排泄物遺体などは分解するにつれて微細な有機物粒子となり、これに微生物が繁殖してデトリタスと呼ばれる微粒子として水中に懸濁し、あるいは水底に沈殿する。これを餌とする動物は数多く、その中にはこの摂食方法を取るものも多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「繊毛粘液摂食」の詳細全文を読む



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