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羅臼岳 : ウィキペディア日本語版
羅臼岳[らうすだけ]

羅臼岳(らうすだけ)は、北海道知床半島にある火山群の主峰及び最高峰で標高1,661m〔GNSS測量等の点検・補正調査による2014年4月1日の国土地理院『日本の山岳標高一覧-1003山-』における改定値。なお、旧版での標高は1,660m。〕。古くはアイヌ語チャチャヌプリ、また良牛岳と記されたこともある。1964年(昭和39年)6月1日知床国立公園に指定され〔知床国立公園 環境省、2010年11月30日閲覧)〕、2005年7月にこの山域を含む知床半島が知床 (世界遺産)に正式登録された。日本百名山深田久弥の著書『日本百名山』(朝日新聞社、ISBN 4-02-260871-4)〕、花の百名山田中澄江の著書『花の百名山』(文春文庫、ISBN 4-16-352790-7)〕及び新・花の百名山〔田中澄江の著書『新・花の百名山』(文春文庫、ISBN 4-16-731304-9)〕に選定されている山である。
== 概要 ==
標高は1995年国土地理院の調査で1,661mに改定されたが、より正確に測定できるGPS調査により、2008年5月1日に1,660m(1,660.36m)に改定〔報道発表資料「北海道全域の三角点標高を改定(2008年3月3日) 」(国土地理院、2011年1月1日閲覧)〕。しかし、GNSS測量等の点検・補正調査の結果、2014年4月1日の『日本の山岳標高一覧-1003山-』で1,661mに再び改訂された〔。
流紋岩質~安山岩質の溶岩による活動は成層火山を形成したものの、最終的に山頂付近は溶岩円頂丘を形成させている。約500年前まで火山活動を続けていた活火山であり、1964年には下流の羅臼町で100回を超える群発地震間欠泉の噴出を観測している。
知床富士とも呼ばれている〔『ふるさとの富士200名山』東方出版、1996年、ISBN 4-885-91499-7〕。1965年(昭和40年)に、『羅臼湖畔から仰ぐ羅臼岳』の知床国立公園の10円切手が発売された〔『切手と風景印でたどる百名山』ふくろう舎、2007年、ISBN 978-4-89806-276-0〕。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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