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羊蹄丸 : ウィキペディア日本語版
羊蹄丸[ようていまる]

羊蹄丸(ようていまる)は、1965年(昭和40年)から1988年(昭和63年)まで日本国有鉄道(国鉄)および北海道旅客鉄道(JR北海道)の青函航路で運航された車載客船で、同航路における羊蹄丸という船名は2代目であった。
== 概要 ==
※津軽丸型の詳細は津軽丸 (2代)参照
1960年代初頭(昭和30年代半ば過ぎ)の青函連絡船の主力は、終戦前後に建造された船質の良くない戦時標準船ならびにそれに準じる船で、既に老朽化していた。これらの代替と、高度経済成長による輸送需要の著しい増大に対応するため建造されたのが津軽丸型車載客船で、羊蹄丸はその第6船であった。この型の船は洞爺丸事件紫雲丸事件を教訓とした安全性重視の設計と、当時の造船・海運界の最先端を行く自動化を誇り、青函航路 青森 - 函館間113.0kmを従来より40分短縮〔上りは50分短縮〕した3時間50分で結び、海の新幹線と呼ばれた。
津軽丸型6隻の船名は一応公募という形が取られたが、本船の船名は洞爺丸型の羊蹄丸(初代)から引き継がれたもので、1977年(昭和52年)に船体に取り付けられた羊蹄山とイルカが描かれたシンボルマークもこれに由来した。終航後は、1992年(平成4年)に イタリアジェノヴァ国際博覧会に展示された後、1996年(平成8年)3月22日から2011年(平成23年)9月30日まで東京船の科学館に展示されていたが、2012年(平成24年)7月から翌年4月にかけ、香川県 多度津町で解体された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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