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羊部 : ウィキペディア日本語版
羊部[ようぶ]

羊部(ようぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では123番目に置かれる(6画の6番目、未集の6番目)。
「羊」字はヒツジを意味する。また「祥」に通じて「めでたい」「よい」の意味もある。『説文解字』では頭・角・足・尾といった全体の象形とするが、甲骨文を見ると、角をもった頭部だけの象形である。ヒツジは中国で古くから飼育されている家畜であり、六畜(馬・牛・羊・鶏・犬・豚)の一つに挙げられている。その毛は織物に使われ、肉は食用、乳は飲用されたり加工されて食用される。現在でも中国は世界一の羊飼養国であり、羊乳や羊肉はごく一般的な食材である。特にイスラム教徒豚肉を食べないので、回族の多い西北部では羊肉が主菜として食されている。このようにヒツジは身近な動物であり、部首にもなる独自の字をもつに至っている。
偏旁の意符としては羊や食品に関することを示す。また「善」(口部)や「義」「美」「羨」などのようによい価値や観念であることを示すものもある。声符としては「洋」「養」「詳」などの音として使われている。
羊部は上記のような意符を構成要素にもつ漢字を収録している。
== 部首の通称 ==

*日本:ひつじ・ひつじへん
*中国:
*韓国:(yang yang bu、ひつじの羊部)
*英米:Radical sheep

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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