翻訳と辞書
Words near each other
・ 美事
・ 美亜電視
・ 美人
・ 美人 (BONAMANA)
・ 美人と哀愁
・ 美人はいかが?
・ 美人コンテスト
・ 美人ニュース+板
・ 美人三姉妹温泉芸者が行く!
・ 美人劇場
美人哀愁
・ 美人図
・ 美人国二人行脚
・ 美人坂
・ 美人姉妹シリーズ
・ 美人局
・ 美人心計〜一人の妃と二人の皇帝〜
・ 美人投票
・ 美人時計
・ 美人殺しシリーズ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

美人哀愁 : ウィキペディア日本語版
美人哀愁[びじんあいしゅう]

美人哀愁』(びじんあいしゅう)は、1931年(昭和6年)5月29日公開の日本映画である。松竹キネマ製作・配給。監督は小津安二郎モノクロスタンダードサイレント、158分。
フランスの詩人であるの小説『大理石の女』を原作に〔『日本映画作品全集』、キネマ旬報社、1973年、p.212〕、それまで喜劇調の作品が多かった小津がリアルな作品を作ろうとして手がけたメロドラマ。小津の全作品の中で最も長い2時間30分超えの作品である〔『小津安二郎作品集1』、井上和男(編)、立風書房、1983年、p.263〕。初回興行は帝国館。現存するのは脚本のみで、ネガおよびプリントは失われている。
== あらすじ ==
親友の岡本と佐野は知人の彫刻家、吉田のアトリエを訪れる。2人は吉田が制作した、自分の娘がモデルの彫像に魅入られる。次の日、佐野は吉田に彫像を譲ってもらうよう頼み込み、根負けした吉田は彫像を譲り渡した。そのことを聞き残念がる岡本。そこに彫像のモデルとなった芳江がやってくる。彼女の美しさに惹かれた岡本は芳江と交際を始める。2人は東京のアパートに居を構えるが、岡本は就職せず佐野に金を借りる日々が続く。それを見かねた佐野は職を紹介するが岡本はそれを断り、佐野の芳江に対する気持ちに付け込んで金を要求したため佐野は金をたたきつけて帰ってしまった。父の吉田と共に東京見物をしている最中、芳江が病気のため倒れ帰らぬ人となる。悲しみに打ちひしがれる岡本だったが、思い立って佐野の家に向かい、彫像を譲ってくれるように頼むが佐野は拒否する。それに対し岡本は力ずくで奪い取ろうとするが、カッとなった佐野は彫像を叩き壊してしまう。翌朝、吉田が佐野の家を訪ねると、そこには息絶えた岡本と佐野の姿があった。吉田は壊れた彫像を持ち帰り、岡本と芳江が2人で会っていた木の根元に埋めてやった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「美人哀愁」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.