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顎関節症[がくかんせつしょう]
顎関節症(がくかんせつしょう、)とは、顎関節部や咀嚼筋などの疼痛、関節音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靭帯障害、関節円板障害、変形性関節症などが含まれるとされている。 == 歴史 == 顎関節症は、かつて、Costen syndrome〔Costen (1934)〕あるいはTemporomandibular joint arthrosis〔Foged (1949)〕のほか、Myofascial pain dysfunction syndrome〔Laskin (1979), p.289〕,Internal derangements of temporomandibular joint〔Kiehn (1952)〕などと呼ばれていたが、それらは顎関節症と同一のものと考えられている。現在まで、その他に英語名と日本語名をあわせて20種類以上の疾患名を数えることができる。以上のことから、1991年1月に開催されたThe Craniomandibular Institute's 10th Annual Squaw Valley Winter Seminar 〔McNeill, pp.11-18〕において、「いわゆる顎関節症」に対する用語がTemporomandibular Disorders(TMD)に統一することが提言され、その定義は「TMDとは顎関節あるいは咀嚼筋、そして関連組織を含む臨床的問題の一群を包括した集合的用語である」とすることにパネラーの同意が得られた。顎関節症は、様々な分野において議論が絶えない疾患群といえる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「顎関節症」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Temporomandibular joint dysfunction 」があります。
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