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美咲海送有限会社(みさきかいそう)は、長崎県佐世保市に本社を置く海運会社。長崎県内において旅客フェリー・高速船および貨物フェリーを運航している。 長崎県北松浦郡生月町(現・平戸市生月町)に本社のあった大石海運有限会社(内航貨物船会社)の旅客船部門を営む100%子会社として設立された。 もとは平戸・生月や五島周辺で貨物フェリーなどを運航していたが、2002年に、それまで旅客航路としては九州商船が独占していた上五島航路に格安運賃で新規参入した。運航経費を下げるため中古の小型船を使用して思い切った低価格で挑んだものの、知名度の低さや人口減少による五島航路の衰退、燃料価格の高騰などの影響を受け経営に行き詰まり、2008年に民事再生法の適用を申請して経営破綻した。その後鹿児島県のいわさきグループの支援を受け経営再建中である。 2013年(平成25年)5月31日をもって、全ての業務を休止することが、公式サイト上で発表された。 == 沿革 == * 1981年4月 - 会社設立。 * 1995年9月 - 高速船による博多~平戸航路運航開始。 * 1996年3月 - 高速船「ふえにっくす」を購入。 * 1998年3月 - 「第二フェリー美咲」を購入し、RO-RO船に改造して貨物フェリーとして平戸~的山大島航路に就航。 * 2002年2月 - 佐世保~上五島・宇久・小値賀間の定期旅客航路認可。 * 2002年5月 - 佐世保~上五島航路に「第三十八フェリー美咲」就航。 * 2003年3月 - 沖縄県島尻郡粟国村の村営フェリー「フェリーあぐに」を購入し、「フェリー美咲」と命名。 * 2003年5月 - 佐世保~宇久・小値賀航路に「フェリー美咲」就航。 * 2004年7月 - 的山大島航路の「第二フェリー美咲」を旅客フェリー(80人乗り)に改造。 * 2008年3月 - 長崎県平戸市生月町より、佐世保市の佐世保港内にある鯨瀬ターミナルビルへ本社移転する。 * 2008年8月 - 親会社大石海運(有)とともに民事再生法の適用を申請し経営破綻。負債総額は6億5000万円。いわさきグループの支援により運航は継続。 * 2009年5月 - 宇久・小値賀航路を廃止。 * 2009年9月 - 大石海運の事業すべてを継承。 * 2011年5月 - 事務所を集約し、本社を佐世保市干尽町(現在地)に移転。 * 2013年5月 - 全ての業務を同月31日をもって休止する予定。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「美咲海送」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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