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『美少女仮面ポワトリン』(びしょうじょかめんポワトリン)は、1990年1月7日から同年12月30日までフジテレビ系列で放送された特撮テレビ番組、及び主役登場人物の名称。東映不思議コメディーシリーズ第11作。全51話。 == 概要 == 1989年から東映不思議コメディーシリーズは女性アイドルを起用した美少女路線に方向を転換し、その第3作となった。 “ポワトリン”とは、フランス語で“胸(Poitrine)”を意味する語。またポワトリンのコスチュームは、『好き! すき!! 魔女先生』のアンドロ仮面をプロトデザインとし〔『愛ある限り戦いましょう!~不思議美少女コレクション~』(2004年 主婦と生活社)〕、フランスの俳優アラン・ドロンの名作『怪傑ゾロ』を意識して作られた。ラフデザイン段階でのタイトルは「美少女仮面イグレック」。イグレックとはフランス語でYのことである。「イグレック」「ポワトリン」「オリュード」「ディアブル」とフランス語が多用されているのは、フジテレビの企画担当であった原岡健一郎の決定である〔。 ポワトリンに変身する時の呪文「コスモ・マジック!メタモルフォーゼ!!」、ポワトリン登場時の「愛ある限り戦いましょう。命、燃え尽きるまで。美少女仮面! ポワトリン!!」「たとえ○○が許しても、この美少女仮面ポワトリンが許しません!」(○○には、世界の偉人や有名人、物等が入る)、退場時の「ごきげんよう〜」という決め台詞もブレイクし、平均視聴率15%を出す人気番組となった。 同局系列のバラエティー番組『あっぱれさんま大先生』や『鶴太郎のギャグハラスメント』にも、花島優子本人がポワトリンとして出演。当番組以外でも人気を博したという。 東映不思議コメディーシリーズを一手に支えた浦沢義雄であるが、本作では、原作者の石ノ森章太郎をして「僕が担当するのは基本となる路線、デザイン、そしてヒロイン像ですね。あとはうち(石森プロ)の担当が脚本の浦沢さんのところにいって奇妙な脚本が出来上がってくるというわけです」〔と言わしめる程に、浦沢のセンスが作品を成功に導く重要な要因となった。浦沢は、本作から『うたう!大龍宮城』まで3作連続で全話を書き上げた。また本作品の前期オープニングおよびエンディングは、同時期放送されたメタルヒーローシリーズの『特警ウインスペクター』と兼任したため、本編の演出が2本に留まっている三ツ村鐵治が手がけている〔『東映ヒーローMAX』Vol.29(2009年、辰巳出版)〕。前年の『仮面ライダーBLACK RX』までプロデューサー補を務めていた髙寺成紀が正規プロデューサーとなった作品でもある〔浦沢と髙寺は後に『激走戦隊カーレンジャー』を手がける上で欠かせないコンビとなった。〕。 次回作だった『不思議少女ナイルなトトメス』とのコラボレーションによる映画作品の計画があり、脚本も完成していたが諸般の事情で製作は中止された。ただし、その脚本に関しては『ナイルなトトメス』第31回「クレオパトラのお漬け物」として放送された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「美少女仮面ポワトリン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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