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小郡萩道路(おごおりはぎどうろ)は、山口県山口市(旧・小郡町)から山口県萩市へ至る地域高規格道路である。このうち山口市から美祢市(旧・美東町)間は中国自動車道と重複し、残る美祢市から萩市へ至る延長約30kmが実質的な整備区間とされており、国道490号のバイパスとして1994年12月16日に計画路線指定、1995年8月23日に事業着手している。 == 概要 == 山陰自動車道の整備が遅れる中で、北浦地域の中心都市でありながら高速道路網の恩恵を受けていない萩地域〔萩市中心部からでも、最も至近のインターチェンジである中国自動車道美祢IC及び山口ICまで最短でも40分以上かかる。〕や山口県の主要観光地である秋吉台・秋芳洞に対して、広域的な交流連携の強化を期待して整備が行われている。 事業としては、南部の美東大田道路(みとうおおだどうろ)と中間部の大田絵堂道路(おおだえどうどうろ)、北部の絵堂萩道路(えどうはぎどうろ)で構成される。ただし、これらは事業上の名称であり、現在は一体的に「小郡萩道路」として周知されている。いずれも国道490号のバイパスとして整備され、全線開通時に国道490号の本線として指定される。また、開通済区間に並行する旧道は山口県道30号小野田美東線と山口県道32号萩秋芳線に格下げとなった。 ; 美東大田道路 :美東大田道路は美祢市美東町真名から美祢市美東町大田に至る延長5.9kmの自動車専用道路である。1998年12月18日に整備に着手〔。 : おいでませ!山口国体前の開通を目指して整備が進められ、中国自動車道と接続する美祢東JCT-十文字IC間が2010年3月20日、〔小郡萩道路の美祢東JCT開通 来年5月に全通へ - 山口新聞〕。十文字IC-秋吉台IC間が2011年1月29日に開通〔。 ; 大田絵堂道路 : 大田絵堂道路は美祢市美東町大田から美祢市美東町絵堂に至る延長7.0kmの自動車専用道路である。 : この区間の国道490号は2車線ぎりぎりの上に急カーブが多く、大型車同士の離合が難しい箇所が複数あった事から小郡萩道路でも最優先整備区間とされ、1996年8月20日に整備に着手した〔。その後、大田以南の区間である美東大田道路が着手した事を受け、暫定2車線で美東大田道路と同時に開通することとなった。 ; 絵堂萩道路 : 絵堂萩道路は美祢市美東町絵堂から萩市椿に至る延長15.0kmの自動車専用道路である。 : 2000年12月20日に調査区間となり〔、以降も山口県や沿線自治体等で構成される「萩・小郡間地域高規格道路整備促進期成同盟会」が整備区間への格上げ要望を続け〔毎日新聞 小郡萩道路:「絵堂−萩」14年度事業化 全面開通へ前進−−県方針 /山口 〕、その結果2014年度に新規事業化された。全15kmのうち絵堂IC-明木IC間の9kmについてはバイパス道路を新設し、明木IC−萩間6kmについては既存の国道262号と萩秋芳線(旧萩有料道路)を活用する予定で、当該道路の整備により災害時の沿線の集落孤立解消や、美祢市や萩市等とのネットワーク構築によって第二次救急医療施設をはじめとする救急指定病院へのアクセス確保を目的とする。最終的に山陰自動車道の萩IC付近が調査区間の終点となっているが〔萩市土木課 小郡萩道路、萩・三隅道路 2011年10月(山口国体)までに開通予定! 〕、整備時に終点が山陰自動車道の萩ICと同一施設となるかどうかは未定。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小郡萩道路」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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