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美濃電気軌道セミボ510形電車 : ウィキペディア日本語版
美濃電気軌道セミボ510形電車[みのでんききどうせみぼ510がたでんしゃ]

美濃電気軌道セミボ510形電車(みのでんききどうセミボ510がたでんしゃ)は、美濃電気軌道(美濃電)が1926年に新製した半鋼製四軸ボギー車
美濃電が名岐鉄道へ吸収合併された際に車種記号が「セミボ」から「モ」に変更され、モ510形と改称された。その後身会社である名古屋鉄道に引き継がれ、改造を受けながら21世紀初頭まで営業運転に充てられていた。
戸袋窓が楕円形状、いわゆる「丸窓」であったことが特徴で、「丸窓」「丸窓電車」の愛称で親しまれた〔車体塗装から「赤白(アカシロ)」の愛称もあり、名鉄社内では主にこちらの呼称を用いていた。〕。
なお、本項では本形式の類似車両で、共通して使用されていたDB505形(後のモ520形)についても併せて記述する。
==概要==
美濃電初の半鋼製車体を採用した四軸ボギー車で、セミボ511 - 515の5両が1926年大正15年)に日本車輌製造で新製された。車種記号の「セミボ」は「セミスチール・ギー」の略である。併用軌道区間での運用を持つ車両でありながら、高速電車規格の台車を履いた高床構造車であり、アメリカにおいて1900年代から1920年代に盛んだった「インターアーバン」と言われる市内・郊外直通の電車群同様の設計がなされていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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