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美祢社会復帰促進センター(みねしゃかいふっきそくしんせんたー)とは山口県美祢市豊田前町にある日本で初めてのPFI方式により設置された日本の刑務所(矯正施設)である。半官半民の施設であることから、俗に、「民活刑務所(「PFI=民間資金活用による社会資本整備」の略)」と呼称される。 == 概要 == 所在地 〒750-0693 山口県美祢市豊田前町麻生下10 JR美祢線美祢駅よりブルーライン交通豊田町西市行きで御注連(みしめ)下車、または同山陽本線小月駅よりサンデン交通バス御注連行きに乗車し終点下車。 2007年5月13日に開所し、運用を開始した。刑務所ではあるものの、「刑務所」の名称は用いられていない。 元々、この場所は地域振興整備公団が造成し、関連公共事業を市が実施して整備した工業団地「美祢テクノパーク」であったが、バブル崩壊に伴う景気低迷の影響などもあって、1997年9月の分譲開始以来、一社の企業も進出していない状態が続いていた。 そんな中、近年、増加する刑事犯への対応から、定員を超えた過剰収容の刑務所が続出する事態が生じており、これを踏まえて、美祢テクノパークの利活用方法を模索していた美祢市が、2001年より矯正施設の誘致に乗り出すこととなった。地元の豊田前地区では一部で強い不安と反発もみられたが、2004年10月には法務大臣から美祢市へ矯正施設の新設が発表された。 さらに、構造改革特区の指定を受けた地域で、PFI手法による刑務所の設置が可能となったことを受け、この施設をPFI事業により整備することが決定された。2005年4月22日に事業者選定の競争入札が行われ、セコム、清水建設、小学館プロダクションを中心とした「美祢セコムグループ」が落札した。セコム・新日本製鐵などが中心となり、SPC(特定目的会社)である「社会復帰サポート美祢株式会社」を設立し、整備・運営にあたっている。受付、見張り、巡回、教育、清掃、給食の業務を民間が担当するというフランス型に近い混合運営施設方式をとる。 その後、定員を超えた過剰収容の女子刑務所が続出する事態が生じていたことから、2011年10月に女子収容棟を増設した〔美祢社会復帰促進センター、増設 女子収容棟定員800人に 2011年10月20日付山口新聞〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「美祢社会復帰促進センター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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