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群島国家[ぐんとうこっか]
群島国家(ぐんとうこっか, Archipelagic state)は、多数の島で構成される国家のことである〔山本(2003)、377-378頁。〕〔杉原(2008)、133頁。〕〔筒井(2002)、77頁。〕〔小寺(2006)、258-259頁。〕。具体的にはフィリピン、インドネシア、フィジー、モーリシャス、パプアニューギニア、バハマなどがこれに該当する〔〔〔〔。ただし例えばエクアドルのガラパゴス諸島のように、沖合に群島を有する大陸国家はここでいう群島国家には含まれない〔。 == 沿革 == 古くは1930年に国際連盟の主催で行われたや1958年の国連体制下における国連海洋法会議でも群島国家制度を承認するかが議題となったが〔、群島国家の案は他国の賛同を得られなかった〔。これは、群島に囲まれる水域を自国の主権がおよぶ内水と主張し外国船舶の航行が自国の主権に服することを求めた群島国家と、海洋の自由を侵害するものとして群島国家の主張に抗議する国々との対立であった〔。実際に群島国が世界的に承認されるのは、1982年に採択された国連海洋法条約第4部に「群島国」の規定がおかれるのを待たねばならなかった〔。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Archipelagic state 」があります。
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