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『群青の空を越えて』(ぐんじょうのそらをこえて、''GLAS AUSZEICHNUNG'')は、lightより2005年9月30日に発売されたパソコン用アダルトゲームである。 == 設定 == 郵政民営化により、郵便貯金・簡易保険を民間に開放したため、日本政府は500兆円の現金を失った。それにより、借金を抱えるばかりで、現金を持たない日本政府の国際的な信用は失われ、内政も行き詰まった。国民は日本政府に対して、不満をもっていた。 その中で、学者の萩野憲二が『幻想の河をこえて』を発表する。萩野憲二は、同書の中で、アメリカ合衆国等が加入するNAFTAや、EUに匹敵し、新共通通貨「円」を機軸とした、アジア統一経済圏(円経済圏)を提唱し(円経済圏理論)、人々の心を捉える。この構想は議論の末に実現するが、円経済圏理論の中で唱えられていた、政治・経済の中心地の分散により既得権益を失うことを恐れた関東政権と一部政財界は、円経済圏理論を都合のいいように捻じ曲げ、最終的に萩野憲二を暗殺し、関東の独立を宣言する。これに対し関西政権は、自衛隊を仕向けて内戦が始まる。関東地方の学生達は、進軍してきた関西政権軍に反発して、軍事クーデターを起こし、内戦への供えが不足していた関西軍は敗走。国連仲介の下、休戦協定が結ばれ関東政権は独立を守る。 戦闘により、国土は荒れ果て、アジア統一の大きな経済圏を作ることを目的とした円経済圏理論は、小さな日本までも、細かく分裂させることになった。次第に内戦は、関西政権を支援するアメリカと関東政権を支持するEUの代理戦争の様相を呈するようになっていく。アメリカ・EUは共に支持する陣営は違えど、自らを凌ぐであろう規模をもつ円経済圏出現を恐れていた。さらに、アジアでくすぶっていた中国と台湾の対立が、問題をさらに難しくしてゆく。もはや、誰が何のために戦っているのかすら、わからなくなっていた。 ゲームは、停戦協定が結ばれたものの、再度の軍事衝突が避けられないことが明白になり、関東政府と関西政権の間で、水面下の争いが続いているところから始まる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「群青の空を越えて」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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