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羽民[うみん]
羽民(うみん)、羽民人は中国に伝わる伝説上の人種である。「イュイミン」〔『和漢三才図会』本文に付けられた中国語発音による。〕「はみん」〔仮名草子版の『異国物語』における読み仮名表記による。〕とも呼ばれる。古代中国では南方の「南山」の東南に位置する国に棲んでいたとされる。
== 概説 == 古代中国の地理書『山海経』の海外南経・大荒南経によると、羽民国は結匈国の東南にあり、羽民人は人間の姿をしているが、体に羽毛が生えているという。 類書である王圻『三才図会』では、羽民国は険しい山の中にあるとされ、鳥のくちばし、赤い眼、羽毛が生えているとしている。飛行が可能だが長距離を飛ぶことは出来ない。また、卵から羽民人たちは生まれるとも記している。日本の『和漢三才図会』や奈良絵本『異国物語』などではこの解説が使われている。 羽民国には鳳凰の仲間である鸞鶏(らんちょう)たちが多く棲息しており、羽民人たちはその卵を主食にしているという〔袁珂 著、鈴木博 訳『中国の神話伝説』上、青土社、1993年 380頁〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「羽民」の詳細全文を読む
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