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羽衣文具[はごろもぶんぐ]
羽衣文具株式会社(はごろもぶんぐ)は、日本の文房具メーカー。本社は愛知県春日井市で、チョークのトップブランド、羽衣チョークで知られた。炭酸カルシウムを主原料とする羽衣チョークは、国内外問わず最高級品として重宝されていたが、後継者不在を理由として、2015年株式会社馬印に技術移転して自主廃業した。 ==概説== 1932年(昭和7年)に歯科医であった渡部四郎によって日本チョーク製造所として創業。戦災で工場を焼失して休業の後、1947年(昭和22年)に羽衣文具として設立〔。チョークの他に石膏、石筆、各種ボード類などを製造し、学校向けチョークを主力商品として、国内シェアの約30%・年間約4500万本を生産していたこともあったが、少子化による市場縮小や他社との競合などによって近年は売上高・収益とも低迷。業況の改善が難しいことに加えて後継者不在と代表の体調不良などから、2015年(平成27年)3月に廃業することが発表され、3月20日に生産を終了し、3月31日をもって販売を終了した。同社の廃業は、全国のとりわけ教職関係者の間で注目を集め、2015年11月8日朝日新聞11面『朝日歌壇』に「しなりある羽衣チョークを携えて三十四年の教師生活」(愛川弘文)との短歌が掲載された〔朝日新聞(2015年11月8日)朝刊第11面『朝日歌壇』〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「羽衣文具」の詳細全文を読む
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