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翼鰓類
翼鰓類(よくさいるい)またはフサカツギ類(-るい、Pterobranchia) は、半索動物の1群で、棲管の中に住み、群体をなし、個虫は触手の並んだ触手腕を広げて餌を採る、ごく小型の動物である。 == 概説 == フサカツギ類はごく小さな動物で、その本体はせいぜい数mmでしかない。集合体か群体をなし、個々の動物体(個虫)は自らが分泌した棲管の中にひそむ。ただし棲管を持たず、単独生活をする種が1種のみ報告されている。 動物体はほぼ卵形をなし、頭盤・頸、後体の3部から成り、後体の後端からは柄が伸びる。頸の部分からは触手腕が対をなして生じ、その上には細かな触手が並ぶ。消化管は頭盤と頸の間の口から後体部に伸び、そこでU字に曲がり、肛門は後体部前端近くにある。鰓裂は1対のみ、ただしこれを欠くものもある。半索動物にはもうひとつ腸鰓類(ギボシムシ類)があり、これは細長い長虫状の動物で、この群とは外見が全く異なるが、構造の基本は共通する。発生は直接発生的だが、詳細は研究が不十分である。 現生種は少なく、容易に観察出来るものではないが、古生代より知られるフデイシ類を本群に含める判断もある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「翼鰓類」の詳細全文を読む
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