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耐震基準 : ウィキペディア日本語版
耐震基準[たいしんきじゅん]
耐震基準(たいしんきじゅん)とは、建築物土木構造物を設計する際に、それらの構造物が最低限度の耐震能力を持っていることを保証し、建築を許可する基準である。
日本においては、建築物には建築基準法及び建築基準法施行令などの法令により定められた基準が、また、原子力発電所などの重要構造物や道路橋梁などの土木構造物には、それぞれ独自の基準が設けられている。
ここでは建築物の耐震基準について述べる。
== 用語 ==
; 水平震度
: 地震時に構造物にかかる水平加速度の重力加速度に対する比(例:水平震度0.1=0.1g)。
: 気象庁が発表する揺れの大きさを表す震度と名称が似ているがまったく別の概念である。
; 保有水平耐力
: 「許容応力度等計算」という構造計算法においての二次設計に用いられる耐力。非常に大きな力を受けた場合、各部材は「弾性域」と呼ばれる復元可能な領域から「塑性域」と呼ばれる歪みを残留する領域に順次移行するが、それらが蓄積して、ある階を崩壊に至らしめるような水平力が存在する。これを以ってその階の保有水平耐力とする。どのような崩壊形を以って崩壊とするか、またその解析法についてはいくつか用意されており、同一の構造でも設計者の方針によって異なる数値となることがある。実務上では構造解析プログラムを用いて算定されるのが殆どである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「耐震基準」の詳細全文を読む



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