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聖なる館[せいなるやかた]
聖なる館 (せいなるやかた・Houses of the Holy) は、イギリスのロックバンド、レッド・ツェッペリンの第5作アルバム。1973年(昭和48年)3月28日発売。プロデューサーはジミー・ペイジ。レコーディング・エンジニアはエディ・クレイマー。 ==経緯== 前作『レッド・ツェッペリン IV』で過去最高の評価を受けたバンドは、1972年に入り、ライブ活動から一旦離れ、プライベートの時間を過ごした〔 シンコー・ミュージック・ムック『レッド・ツェッペリン―幻惑されて―』クリス・ウェルチ著、中村美夏訳、1999年。ISBN 4-401-70012-0、73頁〕。新作アルバムのレコーディングは1月から開始されたが、オーストラリア方面へのツアーのために中断され、同年4月に本格的に再開された。諸般の事情からヘッドリィ・グランジが使えなかったため、今回はミック・ジャガーの別荘、スターグローヴスでローリング・ストーンズの車載スタジオを使って作業が行なわれた。その後、オーバーダビングをロンドンのオリンピック・スタジオで、ミキシングをニューヨークのエレクトリック・レディ・スタジオで行い〔 シンコー・ミュージック・ムック『レッド・ツェッペリン―幻惑されて―』クリス・ウェルチ著、中村美夏訳、1999年。ISBN 4-401-70012-0、74頁〕、同年5月の完成と共に、バンドはアメリカツアーに出た。本作のレコーディングでは、メンバー揃っての収録よりもオーバーダビングの方に重きが置かれた〔シンコー・ミュージック・ムック『レッド・ツェッペリン Q スペシャル・エディション』シンコー・ミュージック刊、2004年。ISBN 4-401-61852-1、58頁〕。 ツェッペリンのアルバムに正式なタイトルがつけられたのは本作が初めてだった。『聖なる館』というタイトルの意味について、ペイジは2014年のインタビューで「僕達4人が全員、それぞれに精霊の棲む家になるということを意味してるんだ」と説明している。 一連のレコーディングで録音されたがアルバムに収録されなかったもののうち、アルバムタイトルでもある「聖なる館」、また「流浪の民」および「黒い田舎の女」は次回作『フィジカル・グラフィティ』に、「ウォルターズ・ウォーク」は解散後発表ののアルバム『最終楽章 (コーダ)』に収録された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「聖なる館」の詳細全文を読む
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