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聖ステファノの日(St. Stephen's DayまたはFeast of Saint Stephen)は、キリスト教における聖名祝日の1つ。最初の殉教者(protomartyr)聖ステファノを記念するものであり、西方教会では12月26日に、東方教会では12月27日に祝われる。 もっとも、多くの東方正教会はユリウス暦を採用しており、その場合はユリウス暦の12月27日に聖ステファノの日を置くことから、現在標準的に使用されるグレゴリオ暦では1月9日 になる。西方教会の教派では、聖ステファノの日は降誕節(:en:Christmastide)の二日目に置かれる。 ドイツ、アイルランド、ルクセンブルク、アルザス=ロレーヌ(アルザスおよびモゼル県)、オーストリア、イタリア、バレアレス諸島、カタルーニャ、 デンマーク、 フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、スイス、ポーランド、チェコ共和国、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、クロアチア、エストニア、モンテネグロ、 ルーマニア、セルビア、スロバキアの祝祭日である。オーストラリア、カナダ、イギリスといった国々では、同じ日がボクシング・デーとしてやはり祝祭日になっている。 ==アイルランド== アイルランドでは、この日は年に9つある祝祭日の1つである。 アイルランド語ではこの日は''Lá Fhéile Stiofán''または''Lá an Dreoilín''、英語では'':en:Wren Day''または''Day of the Wren''、''Wren's Day''、つまり、''ミソサザイの日''と呼ばれる。(なお、鳥の一種ミソサザイを意味する単語 ''wren'' は普通は「レン」と発音するが、この行事に限っては「ラン」と発音する。) これは、ミソサザイにまつわるイエスの生涯の中のエピソードに関連付けられたアイルランドの伝説(:en:Irish mythology)をほのめかしている。人々は古着を着て麦わら帽子を被り、ミソサザイの飾り(かつては実際のミソサザイの死骸)を持って家々を回り、踊り歌い、音楽を奏でる。この伝統は次第に廃れつつある〔Christmas in Ireland: The Wren Boys 〕。 地域によって、彼らはランボーイズ(:en:wrenboys、boyと書くものの女性や大人も参加できる)や、あるいはママーズ(:en:mummers)と呼ばれる。ゴールウェイ州ニュー・イン(New Inn)とケリー州ディングルでは、毎年この日にママーズ・フェスティバル(Mummer's Festival)が開催される。 多くの人は聖ステファノの日には、家族に会ったり、 パントマイムを観に劇場に行く。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「聖ステファノの日」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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