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2015年、閉校した。 == 概観 == === 大学全体 === カトリック大阪大司教区が創設したミッションスクールで、日本で唯一のカトリック教区立大学であり、近畿圏では唯一の男女共学のカトリック大学であった。だがローリエイト・エデュケーションに加わった2011年以降には、構内にカトリックの教えに反するという施設がいくつも造られていた〔兵庫の聖トマス大学、来年3月廃止へ わずか15分の説明で質疑には応じず大学同窓会から疑問と怒りの声 : 神学・教育 : クリスチャントゥデイ 〕。2013年3月にカトリック大阪大司教区からの通達により、カトリックミッションスクールを取り下げられた〔〕。 2010年に学生募集を停止、廃校か統廃合が予想されていた。その後、学制改革と大学名改称によって学生募集を再開しようとしたものの、不備によって再建計画が頓挫。2014年4月以降学部生・大学院生がいない状態となり、2015年3月末日をもって閉学、設置者の学校法人英知学院も解散することとなり、4月17日、廃止が認可された。 2007年5月27日に、旧名の「英知大学」から改称する。大学名の由来はカトリックの聖人であるトマス・アクィナスにちなむ。改称の理由は、カトリック系大学の国際的な組織である「聖トマス・アクィナス大学国際協議会=IC-USTA(International Council of Universities of Saint Thomas Aquinas)」の正会員となるために「聖トマス」の名を大学名称に入れる必要があったためとされている〔「「英知大学」から「聖トマス大学」へ」 松本信愛教授(カトリック司祭)の 個人サイトにあるページ〕。ただし、新聞報道によれば、「英知(えいち)」の語感が「エッチ(変態)」に近く、実際に「エッチ大」という蔑称が使われていたことや、アダルト系雑誌を発行していた英知出版との混同を避ける意味もあったものとされている〔もう「エッチ大」とは呼ばせない 英知大学が校名変更へ 朝日新聞2007年1月12日〕。同様の例としては、近畿大学の英称「Kinki University」が「Kinky University(変態大学)」と語感が似ていたことから日本国外で困惑されたり注目を浴びたりしたため、「Kindai University」への改名が俎上に上った例が挙げられる。 同じカトリック系の大学である上智大学とは日本グリーフケア研究所の移管などで関係があり、南山大学とは聖トマス大学・南山大学対抗運動競技大会(英南戦)等をしていた。両校とは教員間も交流があった。隣接した百合学院は前身の短期大学を設置した法人で、現在は法人分離しているが、宗教的なつながりはあったほか、2015年10月より卒業証明書等の発行業務を継承している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「聖トマス大学」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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