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『聖衣』(せいい、''The Robe'')は、1953年のアメリカ映画。歴史映画。上映時間124分。 == 概要 == ハリウッドによる初のシネマスコープ作品。ロイド・C・ダグラス(Lloyd C. Douglas)による同名の小説を原作とする。『聖書』に基づく物語。 当初はノーマルサイズで製作がスタートしたが、アナモルフィックレンズを使った大画面システムの可能性に着目したダリル・F・ザナックの命でいったん中断。新たに発注されたレンズを使い、改めて撮影が行われた。 シネマスコープ第1作として公開された本作は、見世物志向の強かった当時の大型スクリーン映画の中、ごく珍しい本格劇映画でもあり、1953年の全米興行成績で1位をとるなど大ヒットを記録、同年のアカデミー賞でも美術、衣装の2部門を受賞するなど、一定の評価を得た。 シネマスコープシステム自体も、専用の映写設備が必要なシネラマや立体映画に比べ映写機の改造が容易なこともあり(基本的にはアナモルフィックレンズと横長のスクリーン、シネマスコープ用磁気サウンドトラックの再生装置と4chサラウンド・スピーカーを導入するだけで良かった)、一気に全米に普及、やがて大型スクリーンの代名詞となった。 翌1954年には続編『ディミトリアスと闘士』が公開されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「聖衣」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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