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聖骸布[せいがいふ]
聖骸布(せいがいふ、Holy Shroud)は、キリスト教でいう聖遺物の一つで、イエス・キリストが磔にされて死んだ後、その遺体を包んだとされる布。イエス・キリストの風貌を写したという布には、聖ヴェロニカの聖骸布、自印聖像など、複数あったといわれるが、ここではただ一つ現存するトリノの聖ヨハネ大聖堂に保管されている「トリノの聖骸布」(Shroud of Turin)を解説する。 == 特徴 == 本体は、縦4.36m、横1.1mの杉綾織の亜麻布(リンネル)である。生成りに近い象牙色の布の上に、痩せた男性の全身像がネガ状に転写されているように見える。裏には当て布があてられ、はがすと人物の姿は見られず、血の染みのみが見られる。布上に残された全身像の痕跡から、頭を中心に縦に二つ折りにして遺骸を包んだと見られ、頭部、手首、足、脇腹部分には血痕が残っている。また、1532年にフランス・シャンベリの教会にて保管されていた際に火災に遭い、その一部を損傷した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「聖骸布」の詳細全文を読む
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