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『魔導物語』(まどうものがたり)は、株式会社コンパイルの3Dダンジョン型ロールプレイングゲームのシリーズ。一般的には落ち物パズルゲーム『ぷよぷよ』シリーズのルーツとして知られている。 2003年にコンパイルが解散した際に、『ぷよぷよ』関連を除く本作の著作権が有限会社アイキに継承され〔船津稔 「コンパイル、「ポチッとにゃ〜」、「魔導物語」等のコンテンツを有限会社アイキへ譲渡 」 GAME Watch、2003年1月30日。〕 、さらに2005年には株式会社D4エンタープライズに引き継がれた。また、2010年にはコンパイルハートがD4エンタープライズより家庭用ゲームソフトの営業権(開発・販売)を取得している(ライセンシー契約)〔「株式会社コンパイルハートとの業務提携について 」 D4エンタープライズ、2010年10月28日。〕〔「コンパイルハート,旧コンパイルのコンシューマゲームの営業権を,D4エンタープライズから取得と発表 」 4Gamer.net、2010年10月28日。〕〔誤解されやすいが、コンパイルハート自体が版権を所持しているわけではない。〕。 == 概要 == コンパイル発売のMSX2用ディスクマガジン『ディスクステーション SPECIAL クリスマス号 (#SP5)』(1989年12月10日発売)に収録された『魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE』を元祖とし〔一作目が『II』から始まるのは映画『スター・ウォーズ・シリーズ』のパロディ。『魔導物語』20周年記念メモ - 米光一成「こどものもうそうblog」、2009年7月23日。〕、さらにそれを発展させた『魔導物語1-2-3』(まどうものがたり いっちょうめにばんちさんごう〔「D4エンタープライズ、『魔導物語1-2-3』を夏コミで復刻販売 」 ジーパラドットコム、2008年7月25日。〕〔当時出ていた表計算ソフトLotus 1-2-3(ロータス ワン・ツー・スリー)からの訴訟を恐れてこのような読みにしたとのこと。『魔導物語』20周年記念メモ - 米光一成「こどものもうそうblog」、2009年7月23日。〕、1990年6月15日発売)を根幹とし、リメイク作品を含む様々なシリーズを重ねた。 コンパイルが経営破綻した1998年以降、本シリーズの派生作品であった『ぷよぷよ』シリーズの知的財産権がセガ(後のセガホールディングス)〔2015年3月まではセガが『ぷよぷよ』シリーズの全権利を保有。2015年4月以降はセガホールディングスが知的財産権・商標権・営業権、セガゲームス並びにセガ・インタラクティブが開発・製造・販売の各権利をそれぞれ保有。〕に譲渡された際に、アルルを始めとする本シリーズの多くのキャラクターの著作権がセガホールディングスの管理下となり、一方で『ぷよぷよ』シリーズに登場しなかったその他のキャラクターと『魔導物語』シリーズのタイトル自体の著作権は2005年以降はD4エンタープライズが所有し、かつ2010年以降はコンパイルハートがD4エンタープライズの許諾の下で家庭用ゲームソフトの営業権(開発・販売)を持つ状態で、版権元が作品とキャラクターで2つに分断されており、処理がややこしくなっている。 なお、版権元が分断されてはいるが、過去に『魔導物語 はちゃめちゃ期末試験』などがアイキよりダウンロード販売されていたり、『MSXマガジン永久保存版2』に『魔導物語1-2-3』がそのまま収録、またセガ(後のセガゲームス)からも携帯電話アプリとして『魔導物語』シリーズが移植されるなど、完全に移植・リメイクが不可能と言うわけではない。これらの移植作品は、いずれも「© D4 Enterprise, Inc.」および「© SEGA」のコピーライトが併記されている。 セガホールディングスが著作権を持つキャラクターを使用しない作品も作られており、2007年にはD4エンタープライズの運営するサイト「コンパイルステーション」にてキャラクターを一新したウェブコミック『魔導物語〜マノと不思議の帽子〜』が連載され、2013年にはコンパイルハートから同様にキャラクターを一新した新作『〜聖魔導物語〜』が発売された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「魔導物語」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Madou Monogatari 」があります。 スポンサード リンク
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