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肉じゃが(にくじゃが)は、日本の煮込み料理のひとつである。 肉、じゃがいも、玉ねぎ、糸こんにゃくなどを油で炒めてから、醤油、砂糖、みりんで甘煮にしたもの。肉は、牛肉、豚肉、鶏肉などが使用される。またカレーライスと同じ素材を使うために補給の都合がよく〔男心を捕える「私の得意料理は肉じゃが」、さかのぼると海軍の味? 食の研究所 澁川 祐子2011.09.09 〕、水兵の食事として全国的に導入された。 肉じゃがはドミグラソースもルーも入れていないので、見た目はイギリスの隣国アイルランドの国民的料理のアイリッシュシチューに似ている。 この類の料理が「肉じゃが」と呼称されるのは、1970年代中盤以降である〔畑中三応子『ファッションフード、あります。』2013年、紀伊國屋書店 ISBN 9784314010979〕。 == 誕生の経緯 == 1870年(明治3年)から1878年(明治11年)までイギリスのポーツマス市に留学していた東郷平八郎が留学先で食べたビーフシチューの味を非常に気に入り、日本へ帰国後、艦上食として作らせようとした。しかし、ワインもドミグラスソースも無く、そもそも命じられた料理長はビーフシチューなど知らず、東郷の話からイメージして醤油と砂糖を使って作ったのが始まりという話がある。 しかし、当時の日本では既にビーフシチューやその変形であるハヤシライスが洋食屋での一般的メニューであったこと。また、牛肉を醤油と砂糖で煮るのは牛鍋や牛肉の大和煮と同様の手法であることなどから、単なる都市伝説に過ぎないとする意見もある〔男心を捕える「私の得意料理は肉じゃが」、さかのぼると海軍の味? 食の研究所 澁川 祐子2011.09.09 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「肉じゃが」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nikujaga 」があります。 スポンサード リンク
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