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枕営業[まくらえいぎょう]

枕営業(まくらえいぎょう)とは、業務上で付き合いのある人間同士が、性的な関係を築くことによって、物事を有利に進めようとする営業方法のことである。
== 概要 ==
文化によっては正当な等価交換と見られ、必ずしも不道徳・不正でない。性的な関係に至らなくても、同じ業務をするなら好意を抱く人間を選ぼうとするのは心理現象(脳の影響)であり、好意の結果の業務便宜なのか業務の派生としての好意なのか区別がつきにくいため、また、本当の恋愛関係に発展する事もあるため〔三谷幸喜ぞっこん!?離婚の影にバツイチ美人舞台女優 〕、強要・淫行・売春等犯罪行為が伴わない限りは規制は不可能に近い。
」とは、本来は就寝に使用する代表的な寝具の1つにすぎないが、この言葉が「寝る」ことの換喩となっているため、次第に性行為売春などの意味合いで用いられるようになった。古くは、江戸時代における「枕芸者(まくらげいしゃ)」や「枕附(まくらつき)」、「枕金(まくらきん)」などの隠語、同衾(どうきん=性交の古語)を意味した「枕を交わす」や「枕を重ねる」といった言葉の用法などに見ることができる。〔辞書「精選版 日本国語大辞典」(発行2006年・出版:小学館)、第三巻にて「枕芸者」や「枕金」の項目より。小説「腕くらべ」(発行:1918年・著者:永井荷風)の文中より「あんな枕芸者(まくらげいしゃ)を置いちゃ家の名にかかわる」や、古書「安愚楽鍋」(発行:1871年・著者:仮名垣魯文)の文中より「あはよくば塾奴の尻尾を持上て枕金(まくらきん)の小釣をとるか」などの使用例。枕芸者とは売春をする芸者、枕金とは売春の代金を意味する。なお、枕金は「まくらがね」とも読んだ。〕〔辞書「東京弁辞典」(発行:2004年・出版:東京堂出版)、「枕附」の項目より。落語「真景累ヶ淵」(三遊亭圓朝)の台詞より「水街道(茨城県の水海道と同義)あたりでは皆枕附(まくらつき)といいまして、働き女(飯盛女)がお客に身を任せるが多く有ります」などの使用例。なお、現代のエロ本に相当する春画は、枕絵(まくらえ)とも呼ばれた。〕〔辞書「精選版 日本語大辞典」(発行2006年・出版:小学館)、第三巻にて「枕を交わす」や「枕を重ねる」の項目より。和歌集「後拾遺和歌集」(発行:推定11世紀頃・著者:中古三十六歌仙の一人である藤原義孝)の和歌より「つらからば人に語らんしきたへの枕かはして(枕を交わして)一夜ねてきと」や、古書「好色一代男」(発行:1682年・著者:井原西鶴)の文中より「昼夜共に其薬を呑ては飽ず枕をかさね(枕を重ね)侍る」などの使用例。〕
隠語の「枕営業」は現代において、特に性的な魅力(セックスアピール)や擬似的な恋愛(感情労働)などを利用することで成り立つ業種、ホストクラブキャバクラなどの水商売風俗店芸能界マスメディアに関連する業種などで多く使用されている隠語である。ただし、世間的に広く知られている隠語であるため、一般の業種やインターネット上の会話などでも通用する隠語となっている。〔東スポWEB「生保レディーに聞いた『枕営業は本当にあるんですか?』」  (発行:2010年5月5日・新聞:東京スポーツ新聞)より。一般の職種である生命保険の女性販売員(生保レディー)へのインタビューにて、枕営業の意味がそのまま通じている。〕
枕営業は、業務上の利害関係にある人間同士が性的な関係を築き、例えばセックスを交換条件にして物事(交渉や契約などの商行為)を有利に進めたり利益を得ようとする営業方法であるため、不道徳不正行為と見られやすく、それに係わった人間や組織(会社)などを主に揶揄したり侮蔑する目的で使用される場合が多い。つまり、性的な関係を構築する方法をそれなりの実力が必要な営業手法と見做さず、「実力によらない、ルール外の営業手法」と見做す文化が多く存在しているという事である。なお、交換条件としてのセックスについては、双方の合意による和姦の場合もあれば、片方からの強制(強要)や職権の乱用(セクシャルハラスメントパワーハラスメント)による強姦の場合もある。〔書籍「ホスト裏物語」(発行:2007年・著者:高崎ケン)より、「ドンペリの値段、バックレ、給料、枕営業、警察の手入れ、ホスト寮…きらびやかに見えるホストの実態とは?」など。〕〔雑誌「実話ナックルズ 2010年2月号」(発行:2009年・出版:ミリオン出版)、記事「AKB48の危険な接待」および「AKB48 国民的アイドルの夜の顔 紅白出場の陰で囁かれる『過剰すぎる接待』疑惑」より。記事には「人気者に対して異常に厳しいのがこの芸能界。悲しいことに、そんなありあえない噂が現在、まことしやかに囁かれている」や「事務所の偉い人が『どのメンバーがお好みですか』なんて訊いてくるんですよ。もしよかったらそのまま持ち帰ってくださいよ的なノリで。(中略)事務所は『クビが嫌なら接待要員になれ』なんていう条件を突きつけたとかいないとか」などとある。〕〔書籍「裏社会の住人が見た芸能人の秘密」(発行:2010年・出版:コアマガジン)より、「アキバグループ事務所派閥抗争とモデルメンバーS枕営業の闇」など。〕
ただし、和姦と強姦の境界線を厳密に定義したり立証することは困難であるため、マスメディアなどで報道される際は根拠のない噂話都市伝説誹謗中傷風評被害といった名誉毀損の可能性を含む悪質なゴシップとなることも多い。また、和姦の場合は、結果的に愛人(めかけ)といった恋愛感情が含まれる関係に発展する場合がある。一方で、金銭の授受や利益誘導などが立証された場合は、裁判などで明らかな売春行為として看做される場合もある。〔スポニチ「アイドルに売春強要芸能プロに賠償命令」(発行:2005年12月21日・出版:スポニチ)。〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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