翻訳と辞書 |
肉胞子虫[にくほうしちゅう]
肉胞子虫(にくほうしちゅう)または住肉胞子虫(じゅうにくほうしちゅう)はアピコンプレックス門に属する寄生性原生生物。分類学上は肉胞子虫属()とし、100種以上が知られている。サルコシスチス、サルコシスティス、ザルコシスティスともいい、宿主によってはサルコシスチス症を引き起こす。 == 生活環 == 一般的に終宿主と中間宿主の2つの宿主を往復する生活環を持っており、終宿主が捕食者、中間宿主が被食者の関係になっていることが多い。中間宿主が環境中のスポロシストを経口的に摂取すると、スポロシストから放出されたスポロゾイトが血管に侵入して無性生殖を開始し、最終的に筋肉組織などに到達してサルコシストを形成する。最初は単一のメトロサイトが無数に増え、その後感染能のあるブラディゾイトが生じる。終宿主が中間宿主を捕食するときに組織中のサルコシストを摂食すると、ブラディゾイトが小腸に到達して有性生殖を行い、生じたオーシストが糞便とともに排出される。オーシストは成熟すると壁が破れてスポロシストが放出され、これが経口的に中間宿主へと感染する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「肉胞子虫」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sarcocystis 」があります。
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|