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肉骨粉[にくこっぷん]
肉骨粉(にくこっぷん)とは、飼料、肥料の一種。 牛・豚・鶏から食肉を除いたあとの屑肉、脳、脊髄、骨、内臓、血液を加熱処理の上、油脂を除いて乾燥、細かく砕いて粉末としたもの。豚・鶏の飼料、農作物の肥料、ペットフードの原料となる。安価で、蛋白質、カルシウム、リン酸質が豊富で高い栄養価を誇るため、BSEの問題が起こる前まではよく用いられていた。加熱処理が施されており、通常の寄生虫、細菌類は死滅し、衛生上も問題がない。 == 牛海綿状脳症との関わり == 牛海綿状脳症(BSE、いわゆる狂牛病)の原因に関係すると考えられている異常プリオンは、肉骨粉の材料となる部位に多く含まれており、また通常の加熱処理では不活化できないため、材料を採取した動物が「異常プリオンを保有している牛」であった場合は、そこから生産された肉骨粉にも異常プリオンが含まれている可能性がある。その場合、この肉骨粉を牛の飼料として与えると牛海綿状脳症の感染源となりえることが指摘されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「肉骨粉」の詳細全文を読む
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