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皮膚(ひふ、)は、動物の器官のひとつで、体の表面をおおっている層のこと〔生化学辞典第2版、p.1068 【皮膚】〕。体の内外を区切り、その境をなす構造である。皮膚と毛、爪、羽毛、鱗など、それに付随する構造(器官)〔とをあわせて、外皮系という器官系としてまとめて扱う場合がある。また、動物種によっては、皮膚感覚を伝える感覚器の働きも持っている場合がある。ヒトの皮膚は「肌」(はだ)とも呼ばれる。 高等脊椎動物では上皮性の表皮、その下にある結合組織系の真皮から構成され、さらに皮下組織そして多くの場合には脂肪組織へと繋がってゆく〔。 ヒトの皮膚は、上皮部分では細胞分裂から角化し、垢となって剥がれ落ちるまで約4週間かかる〔解剖学第2版、p.26-31、外皮構造(皮膚)〕。 == ヒトの皮膚 == === 構造 === ヒトの皮膚は体重の6.3~6.9%を占め〔約9kg、面積は約1.6m2であり、身体の中で最も大きい器官である〔。表皮は0.06-0.2mm〔傳田(2005)、p.6-8、1.皮膚は最も大きな臓器「外臓」である 皮膚の階層構造〕、真皮は2.0~2.2mmだが、掌や足の裏など場所によって異なる〔傳田(2005)、p.5-6、1.皮膚は最も大きな臓器「外臓」である〕。重量は約3kg〔。 組成は水分約57.7%、タンパク質約27.3%、脂質約14.2%、灰分約0.6%である〔。口唇・鼻孔・まぶた・外陰部・肛門では表皮は粘膜へと移行する〔。皮膚にはさまざまな付属器があり、毛・爪・皮膚腺(汗腺・皮脂腺など)がある〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「皮膚」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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