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肌かき器(strigil)は、小さな曲がった金属製器具であり、石鹸が一般に普及する以前、古代ギリシアや古代ローマで肌から汚れや汗をかきとるのに使った。まず香油を皮膚に塗り、その後肌かき器で汚れと共にこすり落とす。裕福な人々は、奴隷にこれをやらせた。肌かき器は古代ローマの公衆浴場でよく使われていた〔「ストリジル」は映画『クォ・ヴァディス (映画)』に出てくるし、日本映画『テルマエ・ロマエ』では主人公ルシウスが浴場でこれを探すうちに現代日本の家庭浴槽にたどり着く設定になっている。〕。 ''strigil sarcophagus'' とは、肌かき器を思わせるS字形の並列な溝が刻まれたサルコファガスである。 ファイル:Strigiles.jpg|古代ローマの肌かき器。紀元前1世紀 ファイル:Greek statue of a athlete cleaning himself.jpg|アポクシューオメノス。肌かき器を使っている若者の像 ファイル:Strigil Sarcophagus St Victor.jpg|Strigil Sarcophagus(マルセイユのサン・ヴィクトール修道院) == 関連項目 == * ギュムナシオン * 古代ローマの公衆浴場 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「肌かき器」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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