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股のぞき[またのぞき]
股のぞき(またのぞき)は、自身の股の間から顔を出し、逆さまにものを見る日本の民俗風習のひとつ。股屈み、股眼鏡とも言う〔常光p.95〕。上下前後が全てアベコベとなる状況を体現したしぐさで、妖怪や幽霊にまつわる伝承や、日常空間と異世界との境界的役割を示唆する俗称などが多数残されている。 == 各地の伝承 ==
=== 妖怪を見る ===
日本各地の海の民俗研究を行っていた関山守彌は『日本の海の幽霊・妖怪』で、長崎県五島列島の漁師から聞いた話として、股の間から船を見ると、その船が幽霊船かどうかが判別できるという伝承を紹介している〔関山p.3〕。こうした幽霊船の見分け方は周防大島、奄美大島など各地で伝承として漁師の間で広く知られた手法であった。また、幽霊船に限らず、人を化かそうとする物の怪を見分ける対処法のひとつとして、股のぞきは有効な対処法と見られていた〔常光p.99〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「股のぞき」の詳細全文を読む
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