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肥料木[ひりょうぼく] 肥料木(ひりょうぼく)とは、土壌の形成に貢献する先駆樹木のこと。窒素固定機能(根粒菌との共生による)に優れるほか、リターの蓄積による森林土壌の形成を促す樹木。 == 概要 == マメ科植物は、往々にして根に根粒を持つ。この内部には根粒菌が共生しており、この細菌が空中窒素固定能を持つ。これにより、この仲間は、言わば空中から窒素肥料を作れる。そのため、肥料分の乏しい土でもよく育ち、ネムノキのように河原などにも出現する先駆植物としてみられるものもある。また、緑肥に用いられる例もある。肥料木は、森林の育成を目指す際に、この手の樹種を植栽し、土地を肥やすことを目指す。 主にマメ科植物のうち高木化するもの、非マメ科植物で枝葉を多く付け森林の土壌形成に貢献する高木で、陽・陰、湿・乾を問わない過酷な環境で生育できる樹種が選ばれる。多くの場合は先駆樹種として植栽に用いるものであり、森林が形成される最終局面では自然侵入してくる樹種にバトンタッチし、消えて行く運命にある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「肥料木」の詳細全文を読む
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