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肺臓炎 : ウィキペディア日本語版
間質性肺炎[かんしつせいはいえん]
間質性肺炎(かんしつせいはいえん、''interstitial pneumonia'' (IP))はの間質組織の線維化が起こる疾患の総称である。進行して炎症組織が線維化したものは肺線維症(はいせんいしょう)と呼ばれる。間質性肺炎のうち特発性間質性肺炎(後述)は日本特定疾患で、その予後は臨床診断によって様々ではあるが、特に特発性肺線維症(IPF)及び急性間質性肺炎(AIP)については難治性である。

==病態概念==
肺は血液中のガスを大気中のものと交換する器官であり、大気を取り込む肺胞毛細血管とが接近して絡み合っている。それらを取り囲んで支持している組織が間質である。
通常、肺炎という場合には気管支もしくは肺胞腔内に起こる炎症を指す。これに対して、間質性肺炎の場合は支持組織、特に肺胞隔壁に起こる炎症であり、肺胞性の肺炎とは異なった症状・経過を示す。
;肺コンプライアンスの低下
:いわば「肺が硬くなる」。肺の支持組織が炎症を起こして肥厚することで、肺の膨張・収縮が妨げられる。肺活量が低下し、空気の交換速度も遅くなる。
;ガス交換能の低下
:間質組織の肥厚により毛細血管と肺胞が引き離される。その結果、血管と肺胞の間でのガス交換(拡散)効率が低下し、特に酸素の拡散が強く妨げられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「間質性肺炎」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Interstitial lung disease 」があります。



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