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胎児性フィブロネクチン : ウィキペディア日本語版 | 胎児性フィブロネクチン[たいじせいふぃぶろねくちん] 胎児性フィブロネクチン(英:Fetal fibronectin、fFN)は、胎児細胞が合成するフィブロネクチン(タンパク質)である。絨毛膜(chorion)と脱落膜(decidua)の間に存在し、胎嚢(胎児の入っている袋)を子宮内膜に接着させる「のり」の役目を果たしている。臨床医学的応用として、妊婦の早産の検査にフィブロネクチン検査が使われている。 == 用語 == 英語では、初期に「oncofetal fibronectin」と書かれたので、日本語で「癌胎児性フィブロネクチン」と訳され、その用語を現在も使用する医師・研究者がいる。しかし、産科で「胎児性フィブロネクチン」検査をする場合、英語ではfetal fibronectinという名称を使用し、「onco」fetal fibronectinという名称を使用していない。にもかかわらず、日本の一部の産科医師は依然として、「癌」胎児性フィブロネクチンという名称を使用している。 フィブロネクチン検査は、胎児または母体が「癌」であるかどうかを検査する意味は全くない。「癌」という言葉や文字が、妊婦に強いショックを与えかねない言葉なので、「癌」胎児性フィブロネクチンという言葉は、使用すべきではないだろう。「胎児性フィブロネクチン」を使用すべきだ。北里大学産婦人科教授・西島正博は、「胎児性フィブロネクチン」を使用している〔妊娠中期の検査技術-早産と前期破水 、平成10年5月11日〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「胎児性フィブロネクチン」の詳細全文を読む
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