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胎盤停滞 : ウィキペディア日本語版
胎盤停滞[たいばんていたい]
胎盤停滞 () とは胎子娩出後、胎子胎盤が母胎盤から剥離しないで子宮内に残存し、一定時間内に排出されない状態。ウシにおいて多発し、乳牛における発生率は7~15%とされる。ウシでは通常、胎子娩出後3~8時間で排出されるが、12時間以上経過しても排出されない場合を胎盤停滞という。一般に泌乳量の多いウシ、乾乳期に過肥のウシ、運動不足のウシで発生が多いが、胎盤停滞の明確な原因は明らかにされていない。地域によってはセレンビタミンEの欠乏が関与することがある。治療法として自然排出を待ち、排出後に抗生物質を投与する方法、胎盤の用手剥離、胎盤の軽度の牽引、オキシトシンエストロゲンなどの子宮収縮作用を有する薬剤の投与などがある。
== 関連項目 ==

* 後産
* 肥満牛症候群
* ケトーシス
* 難産
* 子宮無力症

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「胎盤停滞」の詳細全文を読む



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