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胞子葉 : ウィキペディア日本語版
胞子葉[ほうしよう]

胞子葉(ほうしよう)というのは、胞子をつけるように分化したのことである。シダ植物の一部に見られる。シダ植物門以外のシダ植物には普通であるが、シダ植物門では多くない。
== 特徴 ==
胞子葉というのは、シダ植物において、胞子をつけるように特別に形態が変化した葉のことを言う。実際には胞子は胞子のうに入って形成されるので、胞子のうをつける葉、と言った方が正しい。
シダ類の各群はそれぞれに決まった場所に胞子をつける。マツバラン類とヒカゲノカズラ類では、胞子のうは葉の付け根の上面か葉の上面に、それ以外のものでは葉の裏面につける。十分に成長すれば、すべての葉に胞子のうをつけるものもあるが、一部の葉にのみ胞子をつけるものもある。さらに、胞子のうをつける葉とつけない葉にはっきりとした差があれば、胞子のうをつける葉のことを胞子葉と呼ぶのである。
胞子葉が区別されるシダ類では、胞子を生じない葉が光合成の中心となるので、これを栄養葉と呼んでいる。あるいは、胞子葉を実葉、栄養葉のことを裸葉と呼んだこともある。
胞子に大胞子と小胞子の区別があり、大胞子のうをつける葉と小胞子のうをつける葉の区別がある場合には、前者を大胞子葉、後者を小胞子葉と呼ぶ。ただし、現生のシダ類ではこれに当たるものはない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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