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コザ市[こざし]
コザ市(コザし)は、かつて沖縄県の沖縄本島中部にあった市で、日本で唯一のカタカナの市名だった〔漢字と片仮名の混合市名の場合、南アルプス市がある。〕。また沖縄県内の市、沖縄本島中部では唯一海に面していない自治体だった。 == 概要 == もともとは越來村(ごえくそん)という地名であったが、1945年4月、沖縄戦で上陸したアメリカ軍が、同村字嘉間良一帯に宣撫隊本部を、同村字胡屋に野戦病院・物資集積所等を建設、「キャンプ・コザ」と呼んだ。また同地に難民収容所が開設され、人口増加に伴い同年9月から一時的に胡差市(こざし)となる。コザという名は隣接する美里村の古謝(こじゃ)と、越來村の胡屋(ごや)が混同されたのではないかと言われている(占領時に英語表記つづりの誤読がそのまま採用されたとの説もある)〔、第366回沖縄市議会定例会(2013年9月27日)〕。 1946年4月に元の越來村に戻ったが、1956年6月13日にコザ村(コザそん)と改称、翌7月に市に昇格〔『KOZA BUNKA BOX』第11号(沖縄市役所、2015年)。「自治体名称の変更」と「市昇格」は同時には行えないため、3週間だけの村「コザ村」が誕生することになった。〕し、以後、沖縄本島中部の中心都市として発展。1974年4月1日に美里村と合併し沖縄市となり、コザ市は消滅した。市役所は字仲宗根に置かれ、合併後はそのまま沖縄市役所となり、のちの住居表示実施に伴う町名変更で仲宗根町となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コザ市」の詳細全文を読む
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