翻訳と辞書 |
職業訓練[しょくぎょうくんれん]
職業訓練(しょくぎょうくんれん)とは、労働者に対し、職業に必要な技能や知識を習得させることにより、労働者の能力を開発し、向上させるための訓練を言う〔厚生労働省職業能力開発局編『新訂版職業能力開発促進法—労働法コンメンタール8—』(株)労務行政、108頁、2002年。〕〔職業訓練の定義は、日本の職業訓練等を定める職業能力開発促進法には規定されていない。しかし同法の改名前の職業訓練法(旧職業訓練法)(昭和33年5月2日法律第133号)第二条第二項において【この法律で「職業訓練」とは、労働者に対して職業に必要な技能を習得させ、又は向上させるために行う訓練をいう。】と規定されている。〕。 欧州やマレーシアにおいては、大まかに初期職業教育訓練(IVET)と継続職業教育訓練(CVET)に大別される。IVETは職業生活に入る前(入職前)に行われる教育であり、学校教育制度と関連が深い。CVETは職業生活に入ってから(入職後)行われ、離職者訓練や企業内教育などを指す。IVETについては職業教育を参照し、日本の節を除く本記事では主にCVETについて述べる。 日本における職業訓練〔職能訓練と呼ばれることもある。〕制度は、学校教育制度とは性格の異なるものである〔「職業能力開発大学校、職業能力開発短期大学校、職業能力開発校等の職業能力開発施設は、労働省所管の職業能力開発促進法に基づく訓練施設であり、学校教育法に基づく「学校」とは、全く異なる性格の施設である。(中略)生徒が職業能力開発施設と学校とを混同することのないよう御配慮願いたい。」 (文部省生涯学習局生涯学習振興課長・寺脇研、文部省初等中等教育局職業教育課長・福島健郎、平成10年8月14日)〕。勤労観・職業観や知識・技能をはぐくむ教育のうち、知識・技能の育成に重点を置いた専門的、実践的教育は職業教育と呼ばれる〔「キャリア教育」、「職業教育」等の定義 (文部科学省キャリア教育・職業教育特別部会(第1回)配付資料、p.49、平成21年1月16日)〕。 == 欧州 ==
=== イギリス === イギリスにおけるCVCETは継続教育カレッジ(FEカレッジ)にて実施されており、ビジネス・イノベーション・技能省が所管している。FEカレッジでは、全国職業資格(NVQ)レベル入門~3までの資格が取得できる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「職業訓練」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|