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能古島(のこのしま)は、福岡県福岡市西区に所属する島である。博多湾の中央に浮かんでいる。 大都市の目の前にありながら僅か10分の船旅で都会の喧噪を忘れられるとあって、福岡市民の身近な行楽地として親しまれる。福岡でも屈指の菜の花・桜・コスモス・水仙の名所で、満開のころは一年で最も混雑する。 == 地理 == 博多湾の中央に位置し、南北3.5キロメートル、東西2キロメートル、周囲12キロメートル、面積3.95平方キロメートル〔島面積 平成25年全国都道府県市区町村別面積調 国土地理院(2013年10月現在)〕。最高標高195.0メートル(三角点の標高)。人口は約720人、世帯数約200。 島の渡船場からアウトレットモールのマリノアシティ福岡まで直線距離で2キロメートルほど。福岡タワーや福岡Yahoo! JAPANドームのあるシーサイドももち地区も約5キロメートル。近代的なビルや超高層マンションが対岸に立ち並ぶも、自然が満喫できるというロケーションである。 島の西海岸には3億年前の変斑れい岩・結晶片岩が波に洗われ、その横には1億年前の花崗岩がある。4000万年前新生代古第三紀の礫岩・紫赤色頁岩からなる残島層(のこのしまそう)も島内で露頭し、能古島は隆起と沈降を繰り返してきたことが窺える。港の防波堤の横には500万年前に噴出したマグマの火道が残り、含鉄玄武岩は島の各地で見られる。 なお、能古島は離島振興法の指定地域ではない。能古島は、1970年(昭和45年)に市街化調整区域の指定を受け、今日に至っている。 能古島に高等学校はなく、福岡市立能古小学校と福岡市立能古中学校が同じ敷地内に校舎を接して建っている。その学校からは姪浜が一望できる。これらの小中学校は福岡市教育委員会から特認校の指定を受けており、福岡市全域から生徒が通学している。自然豊かな環境と、1クラス15人から20人の少人数教育が行われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「能古島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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