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能格(のうかく、ergative case)とは、能格的な格組織における他動詞の主語の格である。能格言語の大部分が能格を持つ。 ==基本となる概念== 能格的な格組織とは、自動詞の主語と他動詞の目的語が同じ格で標示され、他動詞の主語だけが別の格で標示される格組織である。たとえばHunzib語では、自動詞の主語と他動詞の目的語には何も格標識が付かないが(1a, 1bの''kid'')、他動詞の主語には''-l''が付く(1bの''oždi-l'')。能格的な格組織の他動詞の主語の格は能格、自動詞の主語と他動詞の目的語の格は絶対格と呼ばれる。(1)の例では、''kid''の格が絶対格、''oždi-l''の格が能格である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「能格」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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