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能見台[のうけんだい]
能見台(のうけんだい)は、神奈川県横浜市金沢区の町名。 横浜市南部の京急本線能見台駅と金沢文庫駅の間の内陸側に位置し、広大なベッドタウンとなっているほか一部は緑地として保全されている。地名は、開発地内に保存されている能見堂に由来する〔区制施行40周年記念誌『太陽と潮騒と緑の丘 翔べ金沢』1989年3月31日 金沢区・市制100周年・区制40周年記念事業実行委員会発行〕。本項では、隣接する能見台通、能見台東、能見台森についてもあわせて述べる。 == 歴史 == 東海道程ヶ谷宿から鎌倉へ至る金沢道がこの地を通る。仁和年間に画家の巨勢金岡がこの地を訪れた際に、松の根元から写生をしようとすると、あまりに見事な景色と潮の干満による変化にのけ反ったことから「のっけ堂」と呼ばれ、思わず筆を投げ捨てたことから「筆捨て松」と呼ばれるようになった言い伝えが残る。それから70年余りの後、藤原道長が設けた草庵が能見堂となる。寛文年間には、久世広之が増上寺からこの地へ地蔵院を移し、これを擲筆山地蔵院と称した〔。元禄時代には心越禅師が、ここからの風景が瀟湘八景に似ているとして武州能見堂八景の詩を詠み、これが金沢八景の由来となった〔かながわの古道50選 神奈川県県土整備局〕。明治時代には久良岐郡日下村および六浦荘村に属していたが、横浜市に編入して釜利谷町、上中里町、氷取沢町の一部となった。1970年代からは計画人口18,500人〔金沢能見台4・5・6丁目地区地区計画 (横浜市都市整備局)〕の大規模開発が行われ、1981年には能見台1丁目が新設された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「能見台」の詳細全文を読む
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