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キハダ
キハダ(黄肌、木肌、学名 ''Thunnus albacares'')は、スズキ目・サバ科に分類される魚の一種。全世界の熱帯・亜熱帯海域に広く分布するマグロで、缶詰や刺身などに用いられる重要な食用魚である。日本ではキハダマグロ(黄肌鮪、木肌鮪)とも呼ばれる他、地方名としてキワダ(東京・和歌山)、ゲスナガ(静岡)、マシビ(大阪・高知)、イトシビ(高知)、キンヒレなどもある。また若魚は各地でキメジ(木目地)とも呼ばれる。 == 特徴 == 成魚は全長239 cm・体重200 kgに達する。マグロ属8種の中ではミナミマグロ、メバチと並ぶ中型種である。ただし熱帯海域では全長3 mに達するとした文献もある。日本近海産は熱帯産よりも小型で、大きくても全長1.5 m・体重70 kgほどである。 第二背鰭と尻鰭が黄色で、成長につれ鎌状に伸長する点で他のマグロ類と区別できる。各地での呼称もここに因んだものが多い。老成個体ではこの二つの鰭が頭長より長く、糸状に伸びる。体色もいくらか黄色を帯びる。また、クロマグロやメバチに比べると体型が比較的前後に細長い。マグロ属の分類では、本種とコシナガ、タイセイヨウマグロの3種類は他の5種と別の ''Neothunnus'' 亜属に分類されている。 若魚は体側に後方へ向けて下がる斜めの白いしま模様がある。若魚は第二背鰭と尻鰭が短いので他種との区別がつけにくく、特にメバチの若魚とよく似る。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キハダ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Yellowfin tuna 」があります。
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