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脂肪塞栓症[しぼうそくせんしょう]
脂肪塞栓症(しぼうそくせんしょう、英: fat embolism、独: Fettembolie)は、脂肪細胞が血管を塞栓させて起こる病気である。 == 病態 == 脂肪細胞に血管を塞栓された臓器が虚血による不全を起こす事が本症の病態である。塞栓される臓器によって様々な臓器不全を起こす。 長管骨の骨折もしくは軟部組織の広範な挫滅を伴う外傷、手術、熱傷、炎症などにより、骨髄もしくは皮下の脂肪組織が遊離し、血管もしくはリンパ管内に流入して循環障害を来すのが脂肪塞栓症である。損傷を受けた静脈系に流入した脂肪滴が肺血管を閉塞し、数時間から数日後に呼吸困難、チアノーゼを呈して肺水腫に陥り、重篤となることがある。 まれに肺を通過して動脈系に入り、脳や腎血管を閉塞することがある。 また、プルチェル網膜症は全身性の脂肪塞栓症と同様に脂肪塞栓によるものである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「脂肪塞栓症」の詳細全文を読む
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